2011年3月23日水曜日

iPhotoのトラブル(起動しない)

ある日iPhoto(iLife '11)を起動したら,Dockでアイコンがずっとぴょんぴょんしてて起動しなくなった.
調べたところ,原因はNTFS領域があるデバイスが接続されていることらしい.
ちょうどその時,外付けHDDを接続していた.

とりあえずHDDをアンマウントしたけど駄目だったので,「環境設定」→「NTFS-3G」で「Disable」にして再起動したら起動するようになった.

2011年3月21日月曜日

libgeotiffの導入(Win)

今回は,「libgeotiff」というライブラリの導入をWindowsで行います.
「GeoTiff」というのは,ジオタグデータを持った画像(Tiff形式)の事です.
このGeoTiff画像を扱うためのライブラリが「libgeotiff」です.

事前準備として,Windows環境の準備と,「Visual Studio(Visual C++)」のインストールを行っておいてください.
Visual C++ 2010 Expressはこちらからダウンロード可能です.
Microsoft Visual Studio Express


まず,libgeotiffを導入する前に,Tiff形式の画像を扱うためのライブラリである「LibTIFF」を導入します.
本家はこちらのサイトになります.
LibTIFF
この中で「Master Download Site」という項目がありますので,こちらのリンク(http://download.osgeo.org/libtiff/)をクリックします.
すると,このようにバージョンの一覧があります.
どれでも構わないと思いますが,今回は最新安定版の「tiff-3.9.4.zip」をダウンロードします.
ダウンロードして解凍すると「tiff-3.9.4」というディレクトリができると思います.
これを「C:\」の直下に移動して,ディレクトリを「libtiff」にリネームしてください.

それでは,LibTIFFのコンパイルに移ります.
最初に,コマンドプロンプトを起動してください.
次に,Visual C++のコンパイル環境のパス設定を行います.
パス設定はバッチファイル(vcvars32.bat)が自動的に行なってくれます.
このバッチファイルは私の環境(Win 7 64bit + Visual Studio 2010)では
  • C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\bin\vcvars32.bat
にあります.
要するに,Visual C++をインストールしたディレクトリの中にあります.
パスが長いので,このファイル(vcvars32.bat)をコマンドプロンプトにドラッグアンドドロップして実行します.
実行結果はこのようになります.

次に,
  • cd C:\libtiff
を行って移動します.
移動したら,
  • nmake /f Makefile.vc
を実行することによってコンパイル+リンクを行ってライブラリを作成します.
実行するといろいろな出力が現れると思いますが,特にエラーが無ければ無事に終了しています(当然ですが・・・).
正常に完了したら,
  • C:\libtiff\libtiff
の中に「libtiff.lib」や「libtiff.dll」が作成されていると思います.


次に,このまま「libgeotiff」の導入に移ります.
libgeotiffの導入には,今の「libtiff」環境が必要となるので,ディレクトリの移動などを含めて何もしないでください.

本家のサイトは以下になります.
GeoTIFF
ここから,最新版のソースファイルをダウンロードします.
記事執筆時の最新バージョンは「1.3.0」です.
「libgeotiff」という項目の中に,「The most recent libgeotiff release is version 1.3.0 and is available from」という文章があります.
ここの下に「.tar.gz」もしくは「.zip」へのリンクがありますので,好きな方をダウンロードして解凍下さい.
解凍したら,「libgeotiff-1.3.0」というディレクトリが出来ますが,「libgeotiff」にリネームして「C:\」の直下においてください.
一応,直リンも貼っておきます.
libgeotiff 1.3.0(zip)

このままではコンパイルが失敗してしまうので,SVNのリポジトリからいくつかのファイルをダウンロードします.
リポジトリへのリンクは以下です.
libgeotiff SVN repository
リポジトリのファイルリストの中に,

  • geo_config.h.vc
  • bin/getopt.c

があると思います.
これをダウンロードして「libgeotiff」ディレクトリの中(getopt.cはbinの中)に入れてください.

続いて,LibTIFFの場合と同様に,Visual C++によるコンパイル+リンクを行います.

コマンドプロンプトを起動して,
  • C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\bin\vcvars32.bat
のバッチファイルを実行してください.
次に,
  • cd C:\libgeotiff

を行って,libgeotiffのディレクトリに移動します.
そして,
  • nmake /f makefile.vc

を行ってください.
コンパイルが成功したら,「libgeotiff」ディレクトリの中に「listgeo.exe」「geotifcp.exe」「geotiff.lib」「geotiff.dll」などが出来ていると思います.

以上で,導入は完了です.

2011年3月4日金曜日

libgeotiffの導入(Mac)

今回は,Macで「libgeotiff」の導入を行います.
Macでは「MacPorts」を用いることで簡単に導入できます.
事前にここを参考にしてMacPortsをインストールしておいてください.

ターミナルを開いて
  • $ sudo port -d install libgeotiff
を実行すれば,「LibTIFF」などの必要なライブラリも全てインストールしてくれます.
Winとは異なり,以上で導入は完了します.