2010年12月24日金曜日

MacへのEclipseインストール 〜その3・Java開発環境の構築〜

さて,前回はEclipseの日本語化まで完了しました.
今回はJava開発環境の構築を行ないたいと思います.
最初にインストールしたのは,PHPの開発環境だけしか入っていないので,他の言語を使いたい場合はそれぞれインストールする必要があります.

まず,Eclipseの起動してメニューから「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール...」を選択します.
次に,「作業対象」という所の右側が「サイトを入力または選択」になっていると思いますが,ドロップダウンメニューから「Helios - http://download.eclipse.org/releases/helios」を選択します.
すると,以下のようにインストール可能なソフトウェアが表示されます.
今回は,Javaの開発環境をインストールしたいので「プログラミング言語」→「Eclipse Java 開発ツール」にチェックを入れて「次へ」を押します.
あとはウィザードに沿ってインストールを行います.
インストールが完了したら再起動します.

以上でJavaの開発環境が導入されました.

MacへのEclipseインストール 〜その2・日本語化〜

前回インストールしたEclipseを日本語化します.
英語のまま利用してもいいのですが「バカヤロウ!俺は日本人だ!!」というプライドをお持ちの方は以下の方法で日本語化を行ってください.

日本語化には,「Pleiades(プレイアデス)」というプラグインを利用します.
Pleiades
ここで幾つかあるのですが,「日本語 Eclipse / Pleiades All in One 日本語ディストリビューション (zip ファイル)」とあるのは,EclipseとPleiadesが一緒になっているパッケージなのですが,これはWindows用なので利用できません.
今回は,Pleiades本体のみを利用します.
「Pleiades 本体ダウンロード」の所に「最新版」がありますので,こちらを選択してください.
すると,以下のような画面が表示されると思います.
この中で,Revisionの一番新しい物(執筆時点では603)の部分に「download」というリンクがあるので,ここからダウンロードを行います.
すると,「pleiades.zip」がダウンロードされるので,これを解凍すると「pleiades」というディレクトリが作成されると思います.

次に,「pleiades」の中に「features」と「plugins」というディレクトリがあると思います.これらそれぞれの中身を,事前にインストールした「eclipse」ディレクトリにある「features」「plugins」ディレクトリの中にそれぞれコピーしておきます.

それが完了したら,次は設定ファイルの書き換えを行います.
「eclipse」ディレクトリの中の「Eclipse.app」右クリックして「パッケージの内容を表示」を選択します.
そして「Contents/MacOS/eclipse.ini」が存在すると思うので,これを開いて
-javaagent:../../../plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
を追記します.
すると以下のようになると思います.
編集が完了したら,保存してファイルを閉じます.

以上で日本語化が完了です.
成功していれば,起動時の画面が以下のようになり,メニューなども日本語化されています.

MacへのEclipseインストール 〜その1・導入〜

今回は,Macへ統合開発環境であるEclipseをインストールします.
まず,こちらのサイトにアクセスします.
Eclipse
上のバーから「Download」を選択します.
すると,いくつかバージョンが表示されるのでこの中から開発する環境に応じて選択してダウンロードを行います.
ちなみに,標準で選択されていると思いますが,画面上部のドロップダウンメニューで「Mac OS X(Cocoa)」を選択するとMac用のものが表示されます.
Eclipseに開発環境を追加することは簡単にできるので,基本的にどれでもいいのですが,私が以前PHPのインストールがうまくいかなかったので,今回は「Eclipse for PHP Developers」を選択します.
32bitと64bit用がありますが,当然「Mac OS X 64bit」を選択します.

ダウンロードされたファイルは圧縮されているので,アーカイブユーティリティなどで解凍を行います.
形式は「tar.gz」だと思うので,一度解凍しただけでは環境によっては「.tar」のファイルが作成されるだけだと思うので,もう一度アーカイブユーティリティを使って「.tar」を解凍します.
すると,「eclipse」というディレクトリに解凍されると思います.これがプログラムのディレクトリとなります.
どこに置いてもいいのですが,私は「Applications」の中に入れています.

eclipseディレクトリの中には,「Eclipse」というプログラムがあるので,これをダブルクリックして起動します.
すると初回起動なので,ワークスペースの選択画面が出ます.お好きなディレクトリを選択してください.
次回以降,このワークスペースの選択画面を出したくない場合は「Use this as the default and do not ask again」にチェックしてOKを押してください.

以上でeclipseの導入は完了です.

2010年12月22日水曜日

キー入力をカスタマイズするソフト「KeyRemap4MacBook」

今日はMacのキー入力をカスタマイズするソフト「KeyRemap4MacBook」を紹介します.
これを用いることで,キーボードの機能割り当てをカスタマイズしたり,入力速度を変更したりすることができます.

こちらからダウンロードします.
KeyRemap4MacBook
ダウンロードしたらウィザードに沿ってインストールを行います.

色んなことができますが,自由度が高すぎてカスタマイズが難しいかもしれません.
設定に関する説明は以下にあります.
KeyRemap4MacBook ドキュメント
キーボード操作をもっと便利に! KeyRemap4MacBook オススメ設定

僕は配列をいじくったりはしないのですが,キーのリピート速度を変更しています.
設定は右上のKeyRemap4MacBookのアイコンから「Open KeyRemap4MacBook Preferences...」を選択して行います.
次に,タブから「Key Repeat」を選択します.
ちなみに,これは僕の設定になってるんですが,「[Key Repeat] Initial Wait」を200msに,「[Key Repeat] Wait」を10msにそれぞれ変更しています.
Initial Waitは,最初にキーを押してから押しっぱなしだと認識するまでの時間(要するに,1文字目から2文字目までの待ち時間)です.
Waitは2文字目以降の各待ち時間です.
この設定では,キーを押してから200msたったら押しっぱなしだと認識し,それ以降は10ms毎に入力を行います.

テキストボックスの入力をクリアするときなどにdeleteの高速化は非常に便利です.

MacでNTFSディスクを読み書きする「NTFS-3G」

今回はMac OSにおいて,NTFSディスクに読み書きを行う方法について説明します.
標準ではNTFSのディスクをMacから読み込むことはできますが,データを書き込んだりすることはできないようになっています.

そこで,「NTFS-3G」というソフトを利用することにします.
ここで注意ですが,NTFS-3Gで検索を行うと
NTFS-3G for Mac OS X
Tuxera
とかが出てくるんですけど,こっちは有償版でインストールすると体験版になっちゃいます.
なので,フリーで公開されているバージョンを利用します.

まず,「MacFUSE」をインストールします.
ここの「Download」から最新のMacFUSEを選択してインストールを行います.
インストールはウィザードに沿って行えばいいので割愛します.


次に,「NTFS-3G」をインストールします.
この中から,最新のバージョンを選択します.するとこの画面が表示されます.
ソース(macntfs-3g-2010.10.2-src.tar.bz2)とディスクイメージ(ntfs-3g-2010.10.2-macosx.dmg)がありますが,もちろんディスクイメージを選択してダウンロードして下さい.
同様にインストールの手順は割愛します.
ただ,最後に「Caching mode」を聞かれるのですが,これは「No caching」で構わないと思います.

これで,NTFSの外付けHDDを接続してファイルを読み書きすることが可能となります.