当然ですが,CUDAに対応したグラフィックボードは必須です.
また,インストール段階でVisual Studioのディレクトリに各種設定ファイルがコピーされますので,先にVisual Studio 2010(筆者の環境ではUltimate,他バージョンでももちろんOK)を必ずインストールしておいてください.
まず,CUDAのサイトにアクセスします.
こちらは英語となっております.
CUDA Zone
こちらの右メニュー「QUICKLINKS」の中に「CUDA Downloads」とありますので,これを選択します.
「Download CUDA Toolkit 4.1 Production Release」をクリックします.
すると,さまざまな環境に合わせたCUDAの各種開発ツールをダウンロードすることができます.
今回の環境では「Windows 7 64bit」に合わせた環境でインストールを行います.
必要となるものは以下のとおりです.
- CUDA Toolkit(必須)
- 開発用のバイナリなど,メインとなるもの
- Parallel Nsight(開発者登録が必要)
- Visual Studio用に,CUDA用のデバッガなどを提供するものです.まだ使い方は熟知していませんが,Visual Studioがある場合にはインストールしておくと今後使うかもしれません.しかしながら,開発者登録が必要なため,今回は導入を省略します.別になくても動くので・・・
- Developer Drivers
- こちらはDeveloperとなっていますが,通常のグラフィックボード用のドライバと同じだと思われます.ここにあるものよりも最新のものが導入されている場合はインストールの必要はありません.
- GPU Computing SDK(必須)
- プログラミングを行う上でのライブラリ,および各種サンプルです.
とりあえず以上のものをダウンロードします.
私の環境では上記の赤丸のものをダウンロードしますが,各種環境にあわせて適宜変更してください.
導入の順序は
- Driver
- CUDA Toolkit
- GPU Computing SDK
まず,Driverをインストールします.
ファイル名は「devdriver_4.1_winvista-win7_64_286.19_general.exe」となっていると思います.
(バージョンによって違いはあります.)
こちらに関しては,ウィザードに従ってインストールをすれば良いだけなので,説明は省略します.
次に,CUDA Toolkitを導入します.
ファイル名は「cudatoolkit_4.1.28_win_64.exe」です.(バージョンによる違いあり)
こちらも基本的にはウィザードに従えば良いですが,多少の変更は必要です.
まず,以下のように開発者登録をするのですが,「No, thanks! ~~」を選択して下さい.
しばらく進めると,以下のようにセットアップ方法を選択する画面が出ます.
特に問題がなければ,「Complete」で良いと思います.
あとはウィザード通りに進めれば,インストールが完了します.
次に,GPU Computing SDKを導入します.
ファイル名は「gpucomputingsdk_4.1.28_win_64.exe」です.(バージョンによる違いあり)
こちらも基本的にはウィザードに従えば良いですが,多少の変更は必要です.
まず,以下のようにまた登録画面が表示されますが,先ほどと同様に「No, thanks!」を選択して次に進みます.
また,「Organization」には何らかの文字を入力する必要があります.(短すきたり,長すぎると警告が出ます.)
標準では「C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\~~~」となっていますが,ProgramDataは隠しディレクトリのため,今後の設定を行う上で面倒です.
そこで,「C:\Program Files\~~」にディレクトリを変更してください.
ディレクトリの変更は,階層構造から選択するのではなく,テキストボックスにおいて直接変更を行なってください.
つまり,「ProgramData」を「Program Files」に置換すれば良いです.
以上でインストール自体は完了です.
また,環境変数が追加されていますので,ログオフ→ログイン,もしくは再起動などを行なってください.
長くなったので,CUDAの設定に関しては別記事としたいと思います.
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